経理操作と「秘密主義」
公共料金の代表として、電力料金と私鉄運賃の2つをとりあげ・・・
その値上げの合理化のためにいかに経理操作が「企業秘密」化され利用されているかをみることが出来ます。
しかし、そのほかにも多くの問題があります。
たとえば、1日、420万人を運ぶ首都圏の主力輸送機関である営団地下鉄(帝都高速度交通営団)の77年度決算においては、それまで損益勘定と関係のない建設仮勘定に入れていた建設借入金の利息支払額102億円を、突然、損益勘定に入れ替えて支出とする操作が行なわれました。
・・・そしてその結果、100億円以上の黒字になるはずのところが大幅に圧縮され・・・
「28億円の黒字」にとどめられたことが、『朝日新聞』(1978年6月1日)によって指摘されました。
これは、前年度の大幅運賃値上げによる「もうけすぎ」が表面化してはまずい、来年の値上げにもさしつかえると、営団と運輸省が"知恵"をしぼった"ウルトラC"として考えられた「会計処理による百億円隠し」であると、指摘されているものです。