OAシステムの民主化・科学化
パソコンの活用可能な分野は広汎で計画策定、調査統計、情報検索、予測推計、事務計算、行政資料、登録台帳、諸証明、会計経理、技術計算など多方面に及びます。
住民情報システムに比して導入は容易であり、広汎な導入が予測されます。
問題は、単独導入のケースで果たして購入コストに見合うだけの利用方法を十ニ分に各課が検討しているかどうかでした。
ホスト・コンピュータとの関係やいわゆる行政VANをシステムとして採用していくかどうかなど、各課別の利用では限界のあるケースをどう将来、利用分野をひろげていくかの課題が残されていたのです。
今後、パソコンをどう使いこなすかが大きな課題となります。
しかし、パソコンはこれまでの汎用コンピュータ中心システムと違ったものですし、またタイプ、複写機といった単体系の事務機器とも違うことをよく認識しなければなりません。
OA化にともなう政治的政策配慮は、民主的で科学的なシステムづくりです。
OA化は地方行政にあって技術的管理現象に属するものです。
しかし、技術的管理現象であっても技術を有効に活用していくためには、民主化・科学化という近代的要請を受けて、このような技術を生かす精神、その精神を保障するシステムが形成されていなければなりません。